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本作長義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/16 13:10 UTC 版)

本作長義（ほんさくながよし / ちょうぎ）は、南北朝時代に作られたとされる日本刀（打刀）である。日本の重要文化財に指定されており、愛知県名古屋市の徳川美術館が所蔵している。

脚注

注釈

^ 所蔵館による正式名称は記事本文を参照のこと
^ 小笠原信夫は「長義」に「ながよし」と読み仮名を振ったうえで、「一般にちょうぎと呼称される」と注記している^[2]。徳川美術館の図録では、「ながよし」と読み仮名を振っている^[3]。
^ 徳川美術館の書籍は正式名称を「刀銘本作長義天正十八年庚刁五月三日ニ九州日向住國廣銘打長尾新五郎平朝臣顕長所持天正十四年七月廿一日小田原参府之時従屋形様被下置也」としている^[3]。
^ 天正18年に堀川国広が三刀（本作長義・山姥切国広・足利学校打国広）に刻んだ説明的な銘文は、関東国人衆や堀川国広本人の去就を検証する金石文としても評価されている^[10]^[11]。
^ 2020年7月に宝島社より刊行された『刀剣探訪』51頁では、2代藩主光友によって購入されたと記されているが、綱誠が家督相続する前（部屋住み時代）の刀剣管理台帳である『泰心院様御部屋住當御代御腰物元下帳』に、綱誠の「御指料之御用亅として購入されたとする記述がある^[23]。収蔵元である徳川美術館でも3代藩主綱誠の購入品としているため、2代藩主光友の購入は誤りと考えられる^[24]。
^ 磨上が行われていることから、作刀時は太刀もしくは大太刀だったと考えられている^[16]^[32]。
^ その時点での所有者は不明^[33]。
^ 「京のかたな」展図録では全長88.1センチメートル、刃長71.3センチメートル、茎長16.6センチメートル、切先長7.1センチメートルとなっているが^[9]、ここでは所蔵館である徳川美術館の見解を記載した。
^ 国指定文化財等データベースで検索すると、「山姥切」の号で登録されているのは山姥切国広（重要文化財指定名称：刀銘九州日向住国広作
　天正十八年庚
　刁弐月吉日平顕長(山姥切)）だけである^[56]。

出典

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