天若湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 02:25 UTC 版)
日吉ダムによって誕生した人造湖は、水没地区の地名を採って「天若湖」(あまわかこ)と名付けられた。2005年(平成17年)に財団法人ダム水源地環境整備センターが選定する「ダム湖百選」に、地元の日吉町の推薦で選ばれている。湖岸道路は毎年4月になると「日吉ダムマラソン大会」が行われ県内外から多くのアスリートが健脚を競う。また、6月には全日本ラリー選手権「KYOTO南丹ラリー」が開催され、全国から多くのモータースポーツファンが来訪する。 2016年(平成28年)3月25日に制定された京都丹波高原国定公園の指定地域となった。 2018年(平成30年)6月2・3日の夜、ダムに水没した集落を偲び、家々があった場所に約120個のライトを湖面に浮かべる「天若湖アートプロジェクト」を開催。 2020年(令和2年)報道によると、前年・2019年春に遡上しようとするアユの群れが確認され、ダム湖が海の代わりを果たして成長する「陸封アユ」の可能性が高いと話題になっている。市民団体や漁業協同組合は陸封アユの生態や活用を考えるセミナーを開き、関心を広げる。
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