天狗の種類とは? わかりやすく解説

天狗の種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 05:02 UTC 版)

天狗」の記事における「天狗の種類」の解説

前述のように、天狗成立した背景には複数流れがあるため、その種類や姿もさまざまである一般的な姿は修験者様相で、その顔は赤く鼻が高い。翼があり空中飛翔するとされるこのうち鼻の高いのを「鼻高天狗」、鼻先尖ったのは「烏天狗」あるいは「木の葉天狗」という。 種類としては、天狗として世にあだなし、業尽きて後、再び人身得ようとする「波旬」、自尊心驕慢を縁として集う魔縁」と解釈される場合もある。 その伝承も各地伝わっており、変わったものとして、紀州に伝わる、山伏似た白衣を着、自由自在に空を飛ぶ空神」、長野県上伊那郡では「ハテンゴ」といい、岩手県南部では「スネカ」、北部では「ナゴミ」「ナゴミタクリ」という、小正月怠け者のすねにできるという火まだらをはぎとり現われる天狗などが伝えられる。姿を見た者はいないが、五月十五日の月夜の晩に太平洋から飛んでくる「アンモ」もこの類で、囲炉裏にばかりあたっている怠け童子の脛には、茶色の火班がついているので、その皮を剥ぎにくるという。弱い子供助けてくれ、病気寝ている子はアンモを拝むと治るという。静岡県大井川では、『諸国里人談』に、一名を「境鳥」といい、顔は人に似て正面に目があり、翼を広げるとその幅約6尺、人間同じよう容姿大きさで、嘴を持つ「木の葉天狗」が伝えられており、夜更け川面飛び交い取っていたと記されている。また、くちばしと翼を持った鳥類天狗形状色濃く残す「烏天狗」は有名である。有名な是害坊天狗などもこの種で、多く絵巻にその姿が残されている。尼がなった女天狗」や、の姿をした狗賓という天狗もいた。

※この「天狗の種類」の解説は、「天狗」の解説の一部です。
「天狗の種類」を含む「天狗」の記事については、「天狗」の概要を参照ください。

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