大阪市交通局1301形電車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大阪市交通局1301形電車の意味・解説 

大阪市交通局1301形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/11 08:21 UTC 版)

1302

大阪市交通局1301形電車(おおさかしこうつうきょく1301がたでんしゃ)は、かつて大阪市交通局が保有していた路面電車車両で、当初は阪堺電鉄の101形103〜106(2代目)として1943年に製造された車両である。

阪堺電鉄時代

1301形の前身となる阪堺電鉄101形103〜106は、戦時増産で沿線にある造船所への通勤客が増加したため、1943年に梅鉢鉄工所で4両が製造された。この車両の登場により、1929年製の103〜106は113〜116に改番された。

車体は窓配置はD5D5Dで、先に登場していた201形と同じく二段上昇窓を採用したが、車体は戦時下での製造のためか、車体の曲線を廃した直線的な車体で、また窓位置を低くしたために幕板が広がり、やや鈍重な印象を受ける車体となっている。

台車はブリル77E-1台車を採用し、モーターは定格30kWのものを2基搭載していた。

買収後

阪堺電鉄が1944年3月末に大阪市交通局に買収された後、103〜106は同年9月2日付で1301形の1301〜1304に改番された。戦災にも遭わずに戦後も4両全車健在だったが、他の阪堺電鉄からの買収車同様、集電装置がビューゲル化された程度で後部扉の締切工事も行われることもなく、1959年9月30日付で2601形の2699〜2702に更新改造され、形式消滅した。

参考文献

  • 「大阪市交通局特集PartII・薄幸の私鉄・新阪堺」『関西の鉄道』第29号、関西鉄道研究会、1993年。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大阪市交通局1301形電車」の関連用語

大阪市交通局1301形電車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大阪市交通局1301形電車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大阪市交通局1301形電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS