大阪市交通局901形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 16:18 UTC 版)
大阪市交通局901形電車(おおさかしこうつうきょく901がたでんしゃ)は、大阪市交通局(大阪市電)が保有していた路面電車車両である。大阪市電で初めて流線形を採用した車両であるとともに、昭和戦前期の関西の路面電車を代表する形式の一つでもある。
注釈
- ^ 901 - 930が神戸製鋼所製、931 - 950が住友金属工業製であったがいずれも側枠をオリジナルの鍛造から鋳鋼製に変更しており、側受取り付け位置が外側に移されてトラニオン・タイロッド(現在のボルスタアンカーの祖)が省略されるなど、相違点が多々あった。
- ^ こちらも戦災で4両が廃車となっていた。
- ^ 旧901形が901 - 941、旧858形が942 - 961と付番された。
- ^ 新造時は水道管等の埋設管の電食対策として帰還線も架線とする複線架線式であったため、ポールもこれに対応して2本搭載されていたが、戦時中から戦後初期にかけて架線が単線化されたため、1本化されていた。
- ^ 大阪市電の方式では坂の多い神戸市電での使用に適さず、床下に巻きこまれた被害者の救助に役立たないことが、導入後に発生した交通事故の際に発覚した。
- ^ 職員及び関係先向けには「記念乗車証」となる。
出典
- ^ 朝日新聞社 『世界の鉄道 昭和39年版』、1963年、166-167頁。
- 1 大阪市交通局901形電車とは
- 2 大阪市交通局901形電車の概要
- 3 運用
- 4 譲渡
- 5 保存
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