大月書店版『レーニン選集』
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「レーニン全集」の記事における「大月書店版『レーニン選集』」の解説
大月書店版『レーニン全集』の翻訳・刊行に併行して、その普及版として各種の選集が同社から刊行された。①『レーニン選集』全12冊は、マルクス=エンゲルス=レーニン研究所の『ヴェ・イ・レーニン2巻選集』第4版の構成に基づきつつも、ソ連と日本のマルクス=レーニン主義研究所の協議よって文献の加除を行ったうえで、全集第4版から訳出したもの。社会書房版に収録されていたスターリンによるレーニン論8篇はすべて除かれており、スターリン批判を踏まえた編集方針が取られている。全巻並製で出版され、各巻6分冊の計12分冊からなる。また、各巻の付録として「レーニン選集月報」(I~XII)が付されている。③『レーニン三巻選集』は、マルクス=レーニン主義研究所の3巻本の『ヴェ・イ・レーニン選集』第1版の構成に基づき、全集第4版から訳出したもの。全巻文庫版で出版され、各巻3分冊の計9分冊からなる。「解説」は付されていない。④『新版 レーニン選集』は、マルクス=レーニン主義研究所の3巻本の『ヴェ・イ・レーニン選集』第2版の構成に基づき、全集第4版から訳出したもの。全巻並製で出版され、各巻2分冊の計6巻からなる。この他、同社の国民文庫にも「レーニン全集刊行委員会」の名義でいくつかのレーニンの著作が収録されている。『レーニン選集』全12冊(ソ同盟共産党マルクス=レーニン主義研究所編、マルクス=レーニン主義研究所レーニン全集刊行委員会訳、1957-58年) 『問題別レーニン選集』全3巻6分冊(ソ連邦共産党中央委員会付属マルクス=レーニン主義研究所編、レーニン全集刊行委員会訳、国民文庫131-133、1960年) 『レーニン三巻選集』全3巻9分冊(ソ連邦マルクス=レーニン主義研究所編、レーニン全集刊行委員会訳、国民文庫134、1961-65年) 『新版 レーニン選集』全6巻(ソ連邦共産党中央委員会付属マルクス=レーニン主義研究所編、レーニン全集刊行委員会訳、1968-70年)
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