大島航路とは? わかりやすく解説

大島連絡船

(大島航路 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/26 14:16 UTC 版)

大島連絡船(大島航路)
小松港に残る大島航路跡碑
概要
現況 廃止
起終点 起点:大畠駅
終点:屋代島(小松港)
駅数 2駅
運営
開業 1921年7月28日 (1921-07-28)
国有化 1946年4月24日
廃止 1976年7月5日 (1976-7-5)
所有者 山口県運輸省
日本国有鉄道(国鉄)
路線諸元
路線総延長 3.0 km (1.9 mi)
航路距離(営業キロ
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大島連絡船(おおしまれんらくせん)は、山口県玖珂郡大畠町(現・柳井市)の大畠駅から大畠瀬戸(西側)を渡り、同県屋代島(周防大島)の小松港(山口県大島郡大島町=現・周防大島町)までを結んでいた日本国有鉄道(国鉄)の航路鉄道連絡船)である。

元々は周防大島と本州の便を図る目的で山口県が開設した無料航路。戦後になって無料運営が行き詰まったことを契機に、国鉄に移管され有料となった。自動車の航送などで経営成績は良好で黒字経営を続けた。大島大橋の架橋により1976年(昭和51年)に廃止となった。

なお周防大島には国鉄バスの路線(大島線)があり、鉄道が走っていない島に路線を持つ、唯一の例であった。

概要

大畠 - 小松港間の営業キロは3.0 km擬制キロ。実キロは2.8 km[1])。

小松港には、桟橋の他に、航路を管理する事務所兼駅舎があり、その横には島内各地へ向かう国鉄バスのターミナルがあった。一方、大畠駅では桟橋は鉄道の駅舎や跨線橋と直結しておらず、いったん改札を出て歩く必要があった[2]

末期となる1976年4月当時は、34往復が所要13分で運航していた。同時期の使用船舶は、大島丸(266トン)と安芸丸(223トン)の2隻。大島丸は廃止後、宮島連絡船に転属している。

施設については、桟橋は撤去されたが、小松港の駅舎などはそのまま残され、乗船時の注意事項を記した看板も残っていたが、1985年ごろに実施された港内整備の際に取り壊され、今では当時の面影は無い。また、国鉄バスのターミナル部分は、国鉄バス大島営業所の敷地となった。

沿革

就航していた船舶

他の航路

現在、小松港からは笠佐島への離島航路が発着している。

過去に、小松開作港(小松港の南西1km)から柳井港へ航路があり、1964年以降自動車の航送も行われた。

脚注

  1. ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図』11号 中国、新潮社、p.41
  2. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1975年3月号p.136には「大畠駅から港まで徒歩5分」とある [1]



大島航路

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萩海運」の記事における「大島航路」の解説

萩港から大島港までの所要時間は約25分で、萩海運航路としては最も短く、4往復設定いずれも大島始発大島に戻る便となる。 現在は「はぎおおしま」(325t) が就航している。 運賃大人400円/中学生280円/小人200円である。

※この「大島航路」の解説は、「萩海運」の解説の一部です。
「大島航路」を含む「萩海運」の記事については、「萩海運」の概要を参照ください。

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