大会前の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 04:14 UTC 版)
「UEFA欧州選手権1984」の記事における「大会前の状況」の解説
当初から開催国のフランスが優勝候補筆頭と目されていた。1982年スペインW杯のメンバーからDFのマリウス・トレゾールが引退したものの、1983年度欧州最優秀選手のミシェル・プラティニ、アラン・ジレス、ジャン・ティガナの攻撃陣が好調を維持していた。 これに続くのがスペインW杯準優勝の西ドイツと、前回大会準優勝のベルギーだと思われていたが、西ドイツはカール・ハインツ・ルンメニゲが健在なもののベルント・シュスターの代表拒否とフェリックス・マガトが不調を理由に落選した事でゲームメーカー不在の状況に陥り、このポジションを誰が務めるのかが問題となった。 ベルギーは従来のジャン・マリー・プファフ、ヤン・クーレマンス達に、18歳のMFエンツォ・シーフォが新たに加わった、だがディフェンスの中心エリック・ゲレツを怪我で欠いていたことが不安材料であった。またダークホースにイングランドを予選で下したデンマークが挙げられた。 運営面ではイングランドとオランダが予選で敗退したことで当時、深刻化していたフーリガン問題は一先ず忌避出来ると考えられた。
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