外交贈呈品となったその他の動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 01:03 UTC 版)
「パンダ外交」の記事における「外交贈呈品となったその他の動物」の解説
国際外交の場において、外交・政治的な贈り物となったのはパンダだけではない。例として、2008年北京オリンピックを控え、中国共産党から香港政府へと5匹のカラチョウザメが贈られた。 2009年、セーシェル諸島政府は、2010年の上海国際博覧会にアルダブラゾウガメを2頭贈ることを発表した。これは、中華人民共和国建国60周年を記念したものであり、また、中国がセーシェル諸島に対して万博参加費用を援助したことへの感謝の意を表すためでもあった。この2匹の亀は、上海動物園で飼育される予定。 モンゴル政府は、同国を訪問した要人・高官に馬を贈る慣行がある。実際に贈られた人物(役職は当時のもの)のなかには、韓国の朴槿恵大統領、 インドのモハンマド・ハミド・アンサリ(英語版)副大統領、 ナレンドラ・モディ首相、 、米国国防長官のチャック・ヘーゲルがいる。また、2019年には、ハルトマーギーン・バトトルガ大統領から、ドナルド・トランプ大統領の末息子であるバロン・トランプに馬が贈られた 。ドナルド・トランプはその馬を「ヴィクトリー」と名付けた。 フィリピン政府はシンガポールとの関係を強化するための取り組みとして、2019年からシンガポールにフィリピンワシのつがいを10年間貸し出すことを決めた。フィリピン政府にとってこの決定は、鳥類感染症が発生してフィリピンの固有種が絶滅した場合に備え、絶滅危惧種の個体数を守るための「保険」でもあった 。
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