夏季例大祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/15 22:24 UTC 版)
「長浜神社 (大分市)」の記事における「夏季例大祭」の解説
毎年7月5日-7日に行われる。通称、「長浜さま」。豊後三大市の一つに数えられた「長浜の市」が起源とされ、江戸時代に始まった。梅雨の最中に行われ、雨が降ることが多いために「雨の長浜さま」と呼ばれる。大分で最初に行われる夏祭りであり、大分に夏を告げる祭りとして親しまれている。 祭りの間は歩行者天国となる塩九升通りや長浜通りに120を超える露店が並び、商店街には「風流見立て細工」が飾られる。みこしの巡行や神楽が行われ、初日の夜は、お祭り広場でYOSAKOIやフラダンスも行われる。みこし巡行は、安政3年(1856年)に府内藩最後の藩主松平近説が奉納したみこしが巡行したことに始まる。御神体をみこしに移して本殿を留守にするのは参拝者に申し訳ないとの理由で大正11年(1922年)に中止になったが、昭和62年(1987年)に再開されたものである。 また、祭りの期間中には、「おみか餅」という、ネズミモチの枝に赤、黄、緑の餅や短冊を付けた縁起物が販売される。これは、「おみか」という女性が病気平癒の祈願をし、快癒のお礼に餅をつけた木を奉納したのが起源とされ、延宝年間(1673年-1681年)に作られるようになったという。戦時中一時中断したが、地元商店会を中心とする「おみか餅保存会」によって復活した。
※この「夏季例大祭」の解説は、「長浜神社 (大分市)」の解説の一部です。
「夏季例大祭」を含む「長浜神社 (大分市)」の記事については、「長浜神社 (大分市)」の概要を参照ください。
- 夏季例大祭のページへのリンク