増刊版と週刊版の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 03:59 UTC 版)
「こわしや我聞」の記事における「増刊版と週刊版の相違点」の解説
2007年1月現在、増刊版の計5話は単行本化されておらず、週刊版の単行本3巻末尾で作者自身も増刊の方はおそらく単行本化することはないと思うと発言している。 増刊版の主なエピソードは、第2話以降が「保科ますみのユンボ」「形見の手鏡と國生陽菜」「真芝グループの十曲才蔵」である。(なおこれは各話のタイトルではないし、掲載順に記載しているわけではない)なお増刊→週刊で話数が大幅に増加しているため、追加された人物・設定が多い。 工具楽屋及び工具楽家 一番の相違点は増刊版には工具楽屋のメンバーとして森永優が存在しないことである(3巻の初期設定資料によれば卓球部として1コマだけ出ているとのこと)。また、工具楽我也は姿は登場するが顔ははっきりとはわからなくなっており、國生武文もその存在こそ示唆されるが姿が出てくることはない。 國生陽菜が反仙術を使えるという描写が存在せず、増刊版では誘われて試しに卓球部の面々と卓球をやってみた陽菜は「あっ…」といいながら空振りをしており、佐々木と翔馬が「こういう姿(普段のきりっとした姿とは違う國生さん)もええのう…」と喜んでいる。その上、バインダーを用いた体術を使う描写もないため、身体能力そのものが増刊版の方が低い可能性が考えられる。 陽菜が成績優秀、職務に忠実である点については同じであるが、週刊版で卓球部入部後に見せていた意外と負けず嫌いで熱血な描写は増刊版では特に見られないため、性格も若干異なるように見受けられる。 しかし、陽菜に関する設定では、「我聞の母の形見の手鏡」のエピソードは同様に存在する(ただし話数そのものが少ないので当初より我聞と打ち解けるものの恋愛関係になることはない)。 我聞の母については、死んだことは示されるが増刊版ではその真相(週刊版で仙術の暴走に巻き込まれたと静馬かなえが発言したこと)は明らかとならない。 辻原の過去も詳細は明らかにならない。 卓球部 卓球部の面々は週刊版と同様のメンバーであり、基本的に全く変わらない。ただし、陽菜は卓球部に誘われるものの話数の関係で入部する描写はない。 他のこわしや 増刊では基本的に登場しない。 その他の人物 保科ますみとその周囲の人間は増刊版でも登場し、ユンボが奪われるエピソードも存在する。 犯罪関係者 七見イサムは、保科ますみの登場する話でやはりユンボを奪って騒ぎを起こし、我聞に退治される。 真芝グループ 会長である神楽牙王や、週刊版で人気の出た桃子を初めとしてほとんどの人物が増刊版では登場しない。牙王は存在すら明らかにされないので、中之井千住とのつながりもない。 父・我也の失踪と関係しているであろう真芝グループの人間として十曲才蔵、高瀬千紘、山岡の3人が登場し、我聞と対決する。また、それに絡んで凪原も少し登場する。 十曲、千紘、山岡の3人の様子は増刊版でも全く変わらず、そして我聞に敗れるのも同じである(なお十曲才蔵の過去話は増刊版では出てこない)。
※この「増刊版と週刊版の相違点」の解説は、「こわしや我聞」の解説の一部です。
「増刊版と週刊版の相違点」を含む「こわしや我聞」の記事については、「こわしや我聞」の概要を参照ください。
- 増刊版と週刊版の相違点のページへのリンク