塚山古墳群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 15:07 UTC 版)
「塚山古墳 (宇都宮市)」の記事における「塚山古墳群」の解説
塚山古墳群は、塚山古墳を主墳とする古墳群。かつては古墳10基以上で構成され、前方後円墳1基(塚山古墳)・帆立貝形古墳2基(塚山西古墳・塚山東古墳)・円墳1基(6号墳)が現存する。 これまでの調査では、塚山古墳の北側に小円墳6基(4・5・7・8号墳、旧射撃場内古墳2基)、西-南西側に北から中円墳(6号墳)・塚山西古墳・塚山南古墳が確認されている。一帯では埴輪棺が検出されており、その1つには線刻画として雌雄交互の鹿4頭が描かれる。営造時期は古墳時代中期-後期の5世紀中葉-6世紀初頭頃と推定され、茂原古墳群・東谷古墳群に後続する時期に想定される。 古墳群の内容は次の通り。 塚山古墳群の一覧古墳名形状規模出土品築造時期史跡指定備考1号墳(塚山古墳) 前方後円墳 墳丘長98m 円筒埴輪・須恵器 5世紀中葉 県指定 測量:1989年発掘:1989・1990・1991年 2号墳(塚山西古墳) 帆立貝形古墳 墳丘長63m 円筒埴輪・須恵器 5世紀後葉 県指定 測量:1976・1995年発掘:1976・1990・1995・1996年 3号墳(塚山南古墳) 帆立貝形古墳 墳丘長58m 円筒埴輪・須恵器・土師器 5世紀末葉 県指定 測量:1976・1996年発掘:1976・1996・1997・1998年出土土器は宇都宮市指定有形文化財 4号墳 円墳 直径8m 土器 (消滅) 5号墳 円墳 直径7m 木棺跡・円筒埴輪・土器・玉類 (消滅) 6号墳 円墳 直径20m 円筒埴輪・土器 なし 7号墳 円墳 形象埴輪(鳥)・土器 (消滅) 8号墳 円墳 円筒埴輪・土器 (消滅) 旧射撃場内古墳2基 円墳 円筒埴輪・形象埴輪(鳥・短甲) (消滅) 埴輪棺5基 埴輪棺 円筒埴輪 (消滅) 6号墳
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