地盤情報データベースなどの確認
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 06:59 UTC 版)
「地盤」の記事における「地盤情報データベースなどの確認」の解説
インフラストラクチャーやビル・工場などの建設に際しては、業務として地盤の確認や改良が行われる。一般人が住宅などの購入や既に住んでいる住宅の防災対策を検討する際も、該当物件の地盤の状態を確認する必要を感じることが多い。 一般社団法人・国土地盤情報センターが2018年9月から国土地盤情報データベースの運用を始める等、各種の機関・団体が日本各地の地盤情報をインターネットで公開している。 上記のほか、国土交通省が監修している土地条件図を確認する、という方法がある。水色、オレンジ色などに色分けされており、建築や建設の観点からの地盤関連の情報が判るものである。例えばある場所が同図で青色に彩色されていれば、かつてその場所は「水と関係のある場所」(沼、沢、水田等)であったことがわかる。 他にも、農林水産省から公開されている過去の土地利用を表した図(地図)も利用できる。これによって、ある場所が例えば明治時代に宅地だったのか、水田だったのか、沼地だったのか等が確認できる。 また、図面や地図が確認できない段階では、その土地の地名が過去の土地・地盤の状態を示すヒントとなることも多い。例えば地名が「~沼」となっていれば、以前は沼があったか周囲に沼が多かった可能性が高い。また、例えば「~沢」であれば、かつて沢のような水の流れがその場所や周囲にあった可能性が高く、「~窪」であれば窪地(かつ湿地)であった可能性、また地名に「田」がついていれば水田や田畑であった可能性が高い。
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