地名の表記について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 02:15 UTC 版)
英語でも日本語でも、ビルマ語を原音通りに表記することは不可能である。イギリス人はビルマ語を英語で表記する際に一定の音写原則を採用していた。日本軍は、この原則を知らずに、ビルマの地名を基本的にその英語表記を元に発音し、かつ、日本語で表記していたため、一部の地名に関してはビルマ語の原音と日本語での表記とが大きくずれたものとなった。この表記は戦後出版された戦記等でも継承され、現在でも大部分の文献において使用されている。さらに1989年、ミャンマー政府は一部の地名の英語表記を、古いビルマ語の発音に由来する表記から、現代ミャンマー語の発音に近い表記に改称した。本項目では、地名の表記については特に断りのない限り、戦時中の日本風の表記を採用している。原音との対応関係は以下の通りである。 戦時中の日本語表記 戦時中の英語表記 戦時中の原音に近い表記 1989年以後の表記 アキャブ Akyab アチャブ シットウェ イラワジ川 Irrawaddy イラワディ川 エーヤワディー川 タウンギー Taunggyi タウンジー タボイ Tavoy タヴォイ ダーウェ テナセリウム Tenasserim テナセリム タニンダーリ(管区) トングー Toungoo (Taungoo) トウングー ビクトリアポイント Victoria Point - コートーン ペグー Pegu - バゴー ナンカン Namkham ナムカム マンダレー Mandalay マンダレイ ミイトキーナ Myitkyina ミッチーナー ミイトソン Myitson ミッソン メイミョー Maymyo メイミヨウ ピンウールィン メイクテーラ Meiktila メイッティーラ モールメン Moulmein モウルメイン モウラミャイン ラシオ Lashio ラーショー ラングーン Rangoon - ヤンゴン
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