国際的評価、引退と復帰~現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 20:32 UTC 版)
「芙苑晶」の記事における「国際的評価、引退と復帰~現在」の解説
1998年にリリースした5作目のソロ・アルバム『宇宙論(Cosmology)』では、シンフォニック・テクノという新ジャンル・新手法を確立したアルバムとなった。同アルバムは芙苑晶の国際的ブレイク作と見られている。しかし、同アルバム発表直後の1998年、アメリカのファンジンで突然引退を表明。その後、行方をくらました。 この時期、実質的には2000年にトランス・レイヴ・ドーターズをプロデュースしたのみで、それ以外は一切仕事をやめてしまい、数年間リタイアしていたが、2003年、5年ぶりに発表されたアルバム『年代記(Chronicle)』で復帰した。『年代記(Chronicle)』は、電子音楽のほか、オーケストラ、合唱、民族楽器などをフィーチャーした交響詩的大作として新境地を切り開いた。 2007年には、芙苑晶の80-90年代の代表曲(主にトランス系の楽曲が中心)をトランス・レイヴ・ドーターズをはじめとする内外のDJがリミックスを手がけたクラブ・リミックス・アルバム『恍惚的宇宙論 / トランス・レイヴ・コスモロジー (Trance-Rave Cosmology)』がリリースされた(芙苑晶 with トランス・レイヴ・ドーターズ名義)。 2008年9月9日、現在の若い世代のファー・イーストファンからの公開質問状による「Q&A集」、同バンドの元・メンバーである芙苑晶・スペースDJリョウの二人による最新の「eメール書簡集」の二部構成による公式サイト「レイヴ聖典 Rave Scripture – Far East Acid House Quartet 芙苑晶、田嶋エリサ、スペースDJリョウ、市川カヲル」が立ち上げられた。これ以前は海外でのインタビューやレビューの翻訳がほとんどであったため、日本語をネイティヴとして書かれた公の文章としては珍しい例である。
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