国際映画祭での高評価とは? わかりやすく解説

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国際映画祭での高評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 07:04 UTC 版)

フアン・アントニオ・バルデム」の記事における「国際映画祭での高評価」の解説

1954年の『役者』はかつて書いた脚本を基に撮影した作品であり、第7回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品されている。当時スペインフランコ独裁時代であり、スペイン映画国外で上映されるのは稀なことだった。1953年には映画雑誌レンズ」を創刊しており、同誌とサラマンカ大学生協映画クラブ1955年5月サラマンカ国民映画会議主催。この会議にはバルデムやベルランガの他に、俳優監督のフェルナン・ゴメス、小説家のビスカイーノ・カサス、言語学者のフェルナンド・ラサロ・カレテールなどが参加し検閲映画批評あり方法制度や労働契約などが話し合われている。バルデムスペイン映画に対して政治的に無効社会的に偽り知的には最低、美的に無価値、そして、産業的に脆弱」と分析したことは後々まで語り草となっている。これを機にスペイン各地映画クラブ誕生しサラマンカ国民映画会議スペイン映画史における歴史的事件のひとつとなった1955年第8回カンヌ国際映画祭では審査員務めた1955年の『恐怖の逢びき』と1956年の『大通り』は1950年代スペイン映画代表する作品であり、スペイン映画史に残る不朽の名作とされている。『恐怖の逢びき』は人妻とその浮気相手起こしたひき逃げ事件描いたサスペンス映画であり、同年カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した。カルロス・アルニーチェスの戯曲原作とする『大通り』では撮影中に逮捕され事件もあったが、ヴェネツィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞した1958年には『La vengeanza』でアカデミー外国語映画賞ノミネートされ、この作品第11回カンヌ国際映画祭にも出品された。

※この「国際映画祭での高評価」の解説は、「フアン・アントニオ・バルデム」の解説の一部です。
「国際映画祭での高評価」を含む「フアン・アントニオ・バルデム」の記事については、「フアン・アントニオ・バルデム」の概要を参照ください。

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