国際保護馬名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:59 UTC 版)
国際保護馬名(International list of protected names)は、過去の優秀な成績の競走馬や主要な種牡馬や繁殖牝馬との馬名の重複を防ぐために国際競馬統括機関連盟(IFHA)によりアルファベットで登録され管理されている。 2005年以降の登録基準は以下の通りである。 主要な国際競走11レース(ジャパンカップ、カルロスペレグリーニ大賞、ブラジル大賞、メルボルンカップ、ドバイワールドカップ、香港カップ、凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、アイリッシュチャンピオンステークス、ブリーダーズカップ・クラシック、ブリーダーズカップ・ターフ)の優勝馬。 国際血統書委員会が申請した主要な種牡馬・繁殖牝馬繁殖牝馬の登録基準は産駒にG1勝ち馬が2頭、他に1頭のブラックタイプが存在。 種牡馬の登録基準は産駒にG1勝ち馬が15頭以上。 競馬統括機関が申請した優秀な成績の競走馬。 ロンジン・ワールド・ベストレースホース・ランキングに基づいた、ロンジンワールドレーシングアワードにおける受賞馬(2019年以降)。 以下、日本調教馬・日本国内の種牡馬(輸入種牡馬含む)及び繁殖牝馬における選出例を挙げる(対象競走優勝馬除く)。 1973年(TAKE HOPE)~1990年(INES FUJIN)の間に開催された東京優駿の優勝馬MR C.B.、KATSURANO HAISEIKO、OPEC HORSEなど。 優秀な成績の競走馬ORFEVRE(2011年の三冠馬)、LORD KANALOA(香港スプリント連覇を含む短距離GI6勝)、CONTRAIL(2020年の三冠馬) 主要な種牡馬NORTHERN TASTE(国内リーディングサイアー通算10回)、AGNES GOLD 主要な繁殖牝馬CESARIO、HALWA SWEET、CHRYSOPRASEなど。 その他(著名馬など)SHINZAN(1964年の三冠馬)、HAISEIKOなど。 一方で、ST.LITE(1941年の三冠馬)、NARITA BRIAN(1994年の三冠馬)やOGURI CAP(顕彰馬)が未登録など必ずしも一貫して申請・登録されてはいない。
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