アメリカ合衆国国土安全保障長官
![]() 国土安全保障長官 United States Secretary of Homeland Security | |
---|---|
![]() 国土安全保障省紋章 | |
![]() 国土安全保障長官旗 | |
種類 | 閣僚 |
所属機関 | 内閣 |
担当機関 | 国土安全保障省 |
指名 | 大統領 (ドナルド・トランプ) |
任命 | 上院の承認 |
初代就任 | 2003年1月24日 |
初代 | トム・リッジ |
継承 | 第18位 |
職務代行者 | アメリカ国土安全保障副長官 (DSHS) |
ウェブサイト | www.dhs.gov |
アメリカ合衆国国土安全保障長官(アメリカがっしゅうこくこくどあんぜんほしょうちょうかん、英語: United States Secretary of Homeland Security)は、アメリカ合衆国と国民の安全の防衛を担当するアメリカ合衆国国土安全保障省の長である。同職は大統領の内閣の一員であり、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件を受けて設置された。
大統領継承順位への包含
伝統的に、(副大統領、下院議長、上院仮議長に続く)大統領継承の順序は管轄する省の創設時期に従って決められ、合衆国法典第3編第19条の下でそのように明記された。
2006年3月9日、ブッシュ大統領は公法第109-177号として下院議案第3199号に署名した。これは、米国愛国者法を改め、大統領継承法を修正し、退役軍人長官に続く継承権を国土安全保障長官に付与するものである。
継承順位
各省庁の長官の継承順位については、一般的に1998年連邦欠員改革法 (FVRA) によって規定されているが、2002年国土安全保障法は例外規定を設け、継承順位第2位を管理担当国土安全保障次官とすることを規定している[1]。また、長官がFVRAの規定の範囲外で、独自の継承順位を確定することができる代替規定も設けている[2]。
2019年11月8日現在の、継承順位は以下の通りである。しかし、当初、この改正の合法性が疑問視されていた[2][3][4]。
歴代国土安全保障長官
国土安全保障省の創設以前は、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を受けて創設された国土安全保障局担当大統領補佐官が存在していた。初代長官はトム・リッジ[5]。
代 | 肖像 | 氏名 | 居住地 | 在任期間 | 大統領 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
トム・リッジ | ペンシルベニア州 | 2003年1月24日 - 2005年2月1日 | ジョージ・W・ブッシュ |
代理 | ![]() |
ジェームズ・M・ロイ | ペンシルベニア州 | 2005年2月1日 - 2005年2月15日 | |
2 | ![]() |
マイケル・チャートフ | ニュージャージー州 | 2005年2月15日 - 2009年1月20日 | |
3 | ![]() |
ジャネット・ナポリターノ | アリゾナ州 | 2009年1月20日 - 2013年9月6日 | バラク・オバマ |
代理 | ![]() |
ランド・ビアーズ | コロンビア特別区 | 2013年9月6日 - 2013年12月16日 | |
4 | ![]() |
ジェイ・ジョンソン | ニュージャージー州 | 2013年12月23日 - 2017年1月20日 | |
5 | ![]() |
ジョン・フランシス・ケリー | マサチューセッツ州 | 2017年1月20日 - 2017年7月31日 | ドナルド・トランプ |
代理 | ![]() |
エレイン・デューク | オハイオ州 | 2017年7月31日 - 2017年12月6日 | |
6 | ![]() |
キルステン・ニールセン | フロリダ州 | 2017年12月6日 - 2019年4月10日 | |
代理 | ![]() |
ケビン・マカリーナン | ハワイ州 | 2019年4月11日 - 2019年11月13日 | |
代理 | ![]() |
チャド・ウルフ | バージニア州 | 2019年11月13日 - 2021年1月11日 | |
代理 | ![]() |
ピーター・ゲイナー | ニュージャージー州 | 2021年1月12日 - 2021年1月20日 | |
代理 | ![]() |
デイヴィッド・ペコスキー | コネチカット州 | 2021年1月20日 - 2021年2月2日 | ジョー・バイデン |
7 | ![]() |
アレハンドロ・マヨルカス | ワシントンD.C. | 2021年2月2日 - 2025年1月20日 | |
代理 | ![]() |
ベンジャミン・ハフマン | テキサス州 | 2025年1月20日 - 2025年1月25日 | ドナルド・トランプ |
8 | ![]() |
クリスティ・ノーム | サウスダコタ州 | 2025年1月25日 - 現職 |
脚注
注釈
出典
- ^ Yglesias, Matthew (2019年4月8日). “Trump's possibly illegal designation of a new acting homeland security secretary, explained”. Vox. 2019年4月9日閲覧。
- ^ a b “Inside Trump's Gambit To Install Another Acting DHS Secretary”. National Journal (2019年11月11日). 2019年11月15日閲覧。
- ^ Bublé, Courtney (2019年11月15日). “Top Democrats Call for Emergency Review of DHS Appointments” (英語). Government Executive. 2019年11月15日閲覧。
- ^ Misra, Tanvi (2019年11月15日). “Legality of Wolf, Cuccinelli appointments to DHS questioned” (英語). Roll Call 2019年11月15日閲覧。
- ^ “"DHS: Tom Ridge, Homeland Security Secretary 2003 - 2005"”. 2008年9月25日閲覧。
国土安全保障長官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 00:28 UTC 版)
「ジョン・フランシス・ケリー」の記事における「国土安全保障長官」の解説
2016年12月7日にドナルド・トランプ次期大統領がケリーを自らの政権で国土安全保障長官に指名する見通しが伝えられた。2017年1月20日にアメリカ上院本会議はケリーを国土安全保障長官に充てる人事を承認した。 2017年2月にケリー国土安全保障長官は「メキシコ国境の壁(いわゆるトランプの壁)の建設は2年以内に完成するだろう、準備期間は数か月しかかからない、メキシコからの敵意についてはアメリカ国民の安全確保が第一であるが、メキシコと共通する問題についてパートナーシップを構築したい」とインタビューで語った。 2017年5月末にアメリカ国内を発着する全ての国際線でノートパソコン・タブレット・デジタルカメラなどの電子機器の持ち込みを禁止する可能性がある(ラップトップバン)とケリー国土安全保障長官は述べたが、6月13日にはすぐには必要は無いかもしれないと述べている。
※この「国土安全保障長官」の解説は、「ジョン・フランシス・ケリー」の解説の一部です。
「国土安全保障長官」を含む「ジョン・フランシス・ケリー」の記事については、「ジョン・フランシス・ケリー」の概要を参照ください。
- 国土安全保障長官のページへのリンク