国営企業の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/27 01:23 UTC 版)
ヴァーレ・ド・リオドセ(以下対外的な商号変更が発表されるまで、リオドセと記す)が設立されたのは、1942年6月1日のことである。設立された場所は、ミナスジェライス州のイタビラであった。翌年には、ヴィトーリア・ミナス鉄道(ポルトガル語版)が開通している。7年後には、リオドセは、ブラジルの鉄鉱石の輸出の80%を責任として嫁せられるようになった。 1966年には、エスピリトサント州にヴィトーリア近郊にトゥバラン港(ポルトガル語版)を開港し、リオドセの重要な輸出港に発展した。 カラジャス鉱山の採掘が始まったのは1970年のことであり、1974年には、リオドセは世界最大の鉄鉱石輸出業者の地位に立つこととなった。その地位は現在も揺らいでいない。 リオドセが鉄鉱石以外の産品の算出の多様化を図ったのは、1982年のリオデジャネイロ州におけるアルミナの生産からである。リオドセの70年近い企業活動によって、活動範囲はブラジルの北東部、中西部、北部へと広がると同時に、算出される産品は多様化し、輸送網が整備された。 リオドセがカラジャス鉱山の生産を本格化させたのは、1985年に、カラジャス鉄道(ポルトガル語版)(EFC、Estrada de Ferro Carajás)が開通した以降であり、1986年には、カラジャス鉱山から産出される鉄鉱石を輸出する港として、マラニョン州にマデイラ港(英語版)を開港させた。
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