国内航空会社間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 22:02 UTC 版)
国内の航空会社同士においてもコードシェアが行われ、この場合は大手航空会社が新興航空会社または地方に拠点を置く地域航空会社の便を、自社便として販売することが多い。日本航空(JAL)は格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンともコードシェアを実施しているが、同社運航便はJAL国際線との乗り継ぎの場合に限って利用できる。大手航空会社にとっては低コストで就航地・便数を増加させることが、コードシェア相手の運航会社にとっては販路が強力な大手経由で、一定数の座席確保が可能となる。利用客にとっても一社に集約して、マイレージサービス加算できることや、利用する時間帯や路線を選択できる幅が広がるなどのメリットがある。一部を除いて、大手航空会社のマイレージ特典航空券で利用することも可能である。JALの場合は、同社とコードシェアしているフジドリームエアラインズおよび天草エアラインをJAL便名の特典航空券として利用できる。ジェットスター・ジャパンについてはJAL便名では利用できないが、JJP単独で利用可能な特典航空券も別途用意されている。全日本空輸(ANA)の場合は、同社とコードシェアしている国内の航空会社全てをANA便名の特典航空券で利用できる。 2019年には天草エアラインにおいて運航乗務員が病気療養することとなり運航乗務員が不足する事態となり、同社便の欠航が多数発生する事態に陥った。そのため、同年8月からは日本航空と天草エアラインのコードシェアを新たにJAL子会社のジェイ・エア運航便において実施する。これは天草エアラインが自社で運航している大阪国際空港 - 熊本空港線を、運航乗務員の不足が解消されるまではジェイ・エア運航便でのコードシェアに置き換え、天草エアラインの運航乗務員の不足に対する影響を抑える狙いがある。 日本国内線におけるコードシェア関係は2021年8月27日現在、次の通りである。 日本航空(JAL) - フジドリームエアラインズ(FDA)、 天草エアライン(AMX)、ジェットスター・ジャパン(JJP) 全日本空輸(ANA) - AIRDO(ADO)、 ソラシドエア(SNA)、 スターフライヤー(SFJ)、アイベックスエアラインズ (IBX)、 オリエンタルエアブリッジ(ORC)、Peach Aviation(APJ)
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