国内での来歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 01:13 UTC 版)
1978年に河口湖に日本初となるウォータージャンプが建設された。1984年には長野県大町市の木崎湖に設置されたが、当時は主にエアリアルの選手のトレーニング施設であった。 完全人工の施設としては、国内初として福島県猪苗代町のリステルスキーファンタジアに施設が完成。プールの深さも非常に深く、高い位置からの落下を想定して造られ、3回転用キッカー(ジャンプ台)も備わるエアリアル競技用の非常に本格的な施設であった。リステルスキーファンタジアに続き、国内では白馬村と札幌市にも施設がオープンする。この2つもエアリアル競技を意識して造られた施設で、リステル同様高さの高いキッカーを伴う。安全対策のため、雪上のエアリアル競技で技を行う際は、まずこのウォータージャンプで技の完成度を審判に認定されてからしか行えないため、認定会やウォータージャンプ選手権が盛んに行われる。 モーグル、スノーボードのブーム期が始まり、エアリアル競技者だけでなく、モーグルスキーヤー、スノーボーダーの来訪者が増加する。競技人口の少ないエアリアルを考えず、モーグルスキーヤー、スノーボーダーのみをターゲットとした施設が全国各地に多数出来始める。両者は、エアリアルほど高度の出る多種類のキッカーは必要ないため、コンパクトな設備、比較的低い設備投資で可能で、多数の施設が設置される。また、新規にプールを建造することなく、現存のプール施設を流用する所は、大幅なコストカットが可能になった影響も大きい。 全て斜面を滑走してキッカーに進入するものだったが、ウインチで巻き取られるワイヤーをつかみ、水平な助走路を滑走しながらキッカーに進入する「ウインチジャンプ」が2009年大磯とよみうりランドに出現。
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