図像表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:09 UTC 版)
中世の動物誌のテクストには、「口から火を吐く」や「翼がある」などといった20世紀および21世紀の一般大衆がいの一番に想起するようなドラゴンの特徴は明記されておらず、図像に表現されるドラゴンの翼や脚や鶏冠の有無、脚の本数はさまざまであった。12世紀以降の図像には翼や脚のあるドラゴンがしばしば見られる。ドラゴン以外の蛇の類も、中世の動物寓意集の挿絵では往々にして脚のある姿で描かれた。 美術史家のバルトルシャイティスによると、ロマネスク美術のドラゴンは翼や足のない蛇、あるいは蜥蜴(とかげ)の尾の生えた鳥のような姿であったが、ゴシック美術(英語版)以降、蝙蝠(こうもり)のような飛膜の翼をもつドラゴンが描かれるようになった。バルトルシャイティスは、このような蝙蝠様の翼の形象は中国美術にみられ、13世紀半ば頃からモンゴル民族系のイルハン朝を通じての交流で極東美術のモチーフがヨーロッパに伝播したと論じている。
※この「図像表現」の解説は、「ドラゴン」の解説の一部です。
「図像表現」を含む「ドラゴン」の記事については、「ドラゴン」の概要を参照ください。
図像表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/15 23:38 UTC 版)
「バラキエル (大天使)」の記事における「図像表現」の解説
イコンでは、バラキエルは時々、白いバラを胸に抱えた、あるいはバラの花びらを衣服とりわけ外套に散らしている。カトリック教会では、パンかごを抱えた姿で表現される。
※この「図像表現」の解説は、「バラキエル (大天使)」の解説の一部です。
「図像表現」を含む「バラキエル (大天使)」の記事については、「バラキエル (大天使)」の概要を参照ください。
- 図像表現のページへのリンク