噴火との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:24 UTC 版)
2013年4月17日における気象庁の発表では、この群発地震の発生後に、他の噴火の前兆現象として知られる地殻変動や噴煙活動は確認されていない。これに関連して、気象庁の地震津波監視課長・長谷川洋平は2013年4月7日19時からの記者会見で、火山活動との関連について「今回の地震の前後で三宅島の火山の監視データに変化はなく、今のところ火山活動と地震活動は関連がないものとみている」と話している。なお震央は、2000年のMj6クラスの地震と比べればより島側に近い地点にある。 また、火山噴火予知連絡会副会長の京都大学名誉教授の石原和弘は「平成12年に噴火した際、地震活動が活発になった範囲よりも、今回の地震は南側で発生したとみられるが、現時点では火山活動との関連は分からない。三宅島では昭和30年代や50年代など過去にも比較的規模の大きな地震が発生したが、噴火に至らなかったこともある。今後、震源の位置が三宅島に近づいたり震源の深さが浅くなったりするかどうかや、地殻変動が起きていないかなど観測を続ける必要がある」としている。
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