商品としての「熱闘12球団ペナントレース」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/16 17:10 UTC 版)
「熱闘12球団ペナントレース」の記事における「商品としての「熱闘12球団ペナントレース」」の解説
このゲームはまずまずのヒットを記録した。しかしデータ解析の甘さ(実際にこのゲームで130試合のペナントレースを再現すると、元データとなったシーズンの数字よりも遙かに打高投低となる。またリリーフ投手など打席数の極端に少ない選手の打撃データが偏ってしまう。)が常につきまとい、愛好者たちはそれぞれ独自の追加ルールを考案してこの問題を解決しようと試みた。発売元のホビージャパン社も雑誌「タクテクス」誌上で様々な追加ルールを提案。しかし打高投低傾向は解消されず、ついにホビージャパン社は1991年、APBAシステムを独自に改良した「THE BIG野球」の発売に踏み切る。熱闘12球団ペナントレースとの大きな違いは、守備側が先にサイコロを振りどんな球を投げたかを決め、それに対して打者がどういう結果を出すかというゲームになっている。6面サイコロ2個から、守備側20面サイコロ1個と攻撃側20面サイコロを振ることで、各打席ごとの結果が36通りから400通りに細かくなったことにより、投手の能力の差を再現し打高投低傾向の解消がされている。守備側もサイコロを振れることにより、選手の交代以外はすることがなく、熱闘のように見ているだけの状態もなくなった。しかし大幅な変更されたこのゲームは、ルールは良かったもののデータの出来が悪く(91年版で対右、対左の投手と打者の対戦データの差を作ったもののその差は少なく、92年版では逆に差を大きくし過ぎたこともありスイッチヒッター有利、左投手が不利であった)、2年で姿を消した。しかし両ゲーム共に根強い人気を持ち、最新データ版は共にアマチュアによる製作が行われ、問題点も改善されているようである。 一方アメリカの本家APBAは現在に至るまで熱心なファンに支えられている。 先行して発売されていた類似のカードゲームに、タカラから発売されていた12球団ごとのカードゲームがある。これは1チーム30枚の選手カードで写真入りである。 この項目は、野球に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ野球/P野球)。 この項目は、ゲームに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル ゲーム)。
※この「商品としての「熱闘12球団ペナントレース」」の解説は、「熱闘12球団ペナントレース」の解説の一部です。
「商品としての「熱闘12球団ペナントレース」」を含む「熱闘12球団ペナントレース」の記事については、「熱闘12球団ペナントレース」の概要を参照ください。
- 商品としての「熱闘12球団ペナントレース」のページへのリンク