唐房家
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唐房慎太郎(からふさ しんたろう) 主人公。20歳。毅の三男で妾腹。唐房家の使用人やその子供達からは人望が厚いが理想主義者的な部分があり、華族の存在意義に疑念を抱き、いずれはその存在を廃止すべきと考えている。紆余曲折の後、唐房家の当主となり、父から教育産業を引き継ぎ、関東大震災、第二次世界大戦、華族制度廃止と様々な激動の時期を経た後も、教育産業で日本を支え続けた。特別篇のラストにおいて、2011年の東北地方太平洋沖地震のニュースを多くの子供たちと共に聞いている109歳の慎太郎の姿が描かれた。 唐房毅(からふさ こわし) 唐房家の現当主。日露戦争の時には戦功を上げ、唐房家の繁栄の礎を築いた。3人の息子がおり、彼らの中から次期当主を選ぶことを明言する。何者かに毒を盛られ、重体になる。還暦を迎える日に当主の座を退くと世間に発表し、評議員5人の内、3人の推薦状を得た者を次期当主とすることも定めた。慎太郎が当主となった時、病をおしてお披露目に参加し、自身の体の変調にためらう慎太郎に、挨拶を行うのが当主の務めと諭して力尽きた。 唐房新(からふさ あらた) 毅の長男。25歳。眼鏡をかけ、オールバック姿の整った顔立ちとは裏腹に、知略と行動力に長けた策略家としての顔も持っており、日本の政財界を牛耳る野望を持つ大野心家。氷野によると、毅の実子ではなく、後に九鬼男爵の子であることが判明する。恫喝などで多くの人々を弄んだが、百合子が無理心中を図った時、崖下に転落。一命は取り留めたものの脊髄の損傷により四肢が動かなくなり、寝たきりとなる。 唐房美彦(からふさ よしひこ) 毅の次男。22歳。醜く太った肥満体形で、極めて自己中心的かつ我侭な性格で悪辣な言動が多い、金欲と色欲にまみれた暗愚な男。推薦状欲しさに平賀(後述)を抱き込もうとするが、新の策略によって嵌められてしまい、逆上した末に平賀を斬り付け、警察に逮捕され唐房家を追放される。 唐房清音(からふさ きよね) 毅の正妻。新と美彦の母。
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唐房家(からふさけ)
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華族。爵位は侯爵。代々徳川将軍家に仕えた家柄で、毅が日露戦争で戦功をあげたことが繁栄の礎となった。
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