周辺地域との交通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 08:01 UTC 版)
盆地を南北に縦断するように、江戸時代には奥州道中(仙台・松前道)、明治時代以降は東北本線、国道4号、東北自動車道、東北新幹線が順次造られ、主要幹線として機能している。 現在の北上市(旧和賀郡)から奥羽山脈白木峠を越えて秋田県横手市(旧平賀郡)に至る「平和街道」(明治時代初期に命名。旧・秀衡街道)は、北上盆地(奥六郡)と横手盆地(仙北三郡)を繋ぐ主要路で、この道を通じて奥州藤原氏は両地域を治めた。現在は国道107号、北上線、秋田自動車道が通り、秋田新幹線とともに両地域の文化的一体性(例 芋煮会など)や経済的一体性が見られる。 北上盆地は海に面していないため外港を求めたが時代によってその地位は変遷している。江戸時代には、盛岡藩(南部藩)の知行域内の八戸や宮古(三陸海岸北部)、良港が多い三陸海岸南部諸港(仙台藩領内)の他、北上川水運を利用して仙台藩内の石巻市が外港として機能した。現在は、東北道経由の仙台港、八戸自動車道経由の八戸港他、秋田道を利用した秋田港も利用されており、高速道路の結節点である盛岡都市圏や北上都市圏の工業・流通拠点としての地位をつくりだしている。
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