吹田市の伝承とは? わかりやすく解説

吹田市の伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/25 06:16 UTC 版)

二恨坊の火」の記事における「吹田市の伝承」の解説

大阪府吹田市にも、表記異なるが読みは同じ「二魂坊」といって、月のない暗い夜に2つ怪火飛び交うという伝説がある。 伝説によれば、かつて高浜神社東堂日光坊、西堂月光坊という、親友同士修行僧がいた。2人の仲を妬んだ村人日光坊のもとへ行き月光坊が彼を蔑んでいると吹き込み、さらに月光坊のもとへ行き日光坊が彼を蔑んでいると吹き込んだ月光坊は疑心暗鬼となり、次第日光坊を憎み始めた村人たちはさらに、日光坊が月光坊を殺しに来ると月光坊に告げた一方で日光坊は、最近月光坊の心変わり疑問思い誤解解こう彼のもとへ赴いた月光坊は、ついに日光坊が自分殺しに来たと思い込み、錫状を彼の胸に突き立てた日光坊は殺しなどではなく仲直りに来たとわかったときには、すでに日光坊は息絶えていた。月光坊は罪となり、自分たちを騙した者を取り殺す叫びながら死んでいった。以来、このには怪火飛び交うようになり、村人たちは「二魂坊の祟り」と恐れたという。 また寛政時代地誌摂津名所図会』にも「二魂坊」といって、かつて日光坊という山伏別の山伏殺して死罪になり、その怨念雨の夜に怪火となって現れ、木の上泊まって人々脅かしたという記述がある。 高浜神社社伝によれば河内現・大阪府東部)の豪族祖神火明命天香山命祀ったのが神社起こりとされ、二魂坊や日光坊とは、この2の神を指しているとの説もある。

※この「吹田市の伝承」の解説は、「二恨坊の火」の解説の一部です。
「吹田市の伝承」を含む「二恨坊の火」の記事については、「二恨坊の火」の概要を参照ください。

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