名前の変形
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日本人の名前をちょっと変形して外国風にする遊びもある。音楽家の諸井誠は「マコトニオ・モンロイ」の名で音楽評論を雑誌に連載した。写真家の荒木経惟は往々にして「天才アラーキー」と呼ばれる。アポロ計画陰謀論を支持する芳賀正光は、自身の著作物を洋書の翻訳物にみせかけるべく「エム・ハーガ著、芳賀正光訳」とした上で、その旨を同書のあとがきで明記している。他には正木敬之(まさきけいし)をK.C.マサーキィ(『ドグラ・マグラ』)や千葉卓三郎(明治憲法に先立って起草された私案「五日市憲法草案の作者」)がタクロン・チーバと名乗った例もある。いくつかの音を引き伸ばして外国風にする場合が多い。 また、個人の名を外国語風にアレンジしたものがそのまま社名やブランド名にまでなった例としては、吉野善三郎が開発したブローニー判フィルムを用いるカメラにゼンザブロニカの名を付した例などがある。また、同様に精密機器メーカーのキヤノン(Canon)の名の由来も熱心な観音経の信者であった創業者の吉田五郎が、小型カメラにKWANON、そのレンズにKASYAPA(カサパ:釈迦の弟子迦葉に由来)という名を付けたことが始まりとされる。カメラの名称については、ニッポンカメラの「ニッカ」、八洲光学の「ヤシカ」、小西六(現在のコニカミノルタ)の「コニカ」など、ライカに倣って日本語+「カ」という商品名が流行した時期があるが、この当時は写真業界のみならず日本語を外国語風にアレンジする風潮が広く見られ、ハイカラと考えられていた。
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名前の変形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/18 17:26 UTC 版)
テサロニケの聖デメトリオスが正教会を中心に非常に崇敬されたため、この名はスラヴ語圏で好んで使われる。変異形は、ジミトリー(ジミトリイ)、ドミトリー(ドミトリイ)など。
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