名前《華》の読み方

実用日本語表現辞典

名前《華》の読み方

人名用漢字「華」の主な読み方

はな、か、け、げ、きよ、は、はる、ふさ、よし、しろ

男の子の名前の読み方

か、け、げ、きよ、は、はる、ふさ、よし、しろ

女の子の名前の読み方

はな、か、け、げ、きよ、は、はる、ふさ、よし、しろ。特に「か」の響きで、名前の最後の止め字として用いられることが多いです。

漢字に込められた主な意味・イメージ

「華」は花びらが開き、垂れさがって美しく咲いている花の様子をかたどった漢字。もともとはくぼんで「弓なりに曲がっている」形から、「つぼみがひらいて垂れている草や花」を表していました。さらに、「草、植物」を表すくさかんむりを合わせて、「華」という漢字になっています。「華」は、「はな（草木の花の総称）」です。また、花が綺麗に咲いている様子から「はなやか、美しい、あでやか、彩り」や「栄える、輝き、光」といった意味もあります。

「花」は「華」と同様「はな、か」と読み、「植物のはな」や「はなやか、美しい」ものを表す漢字。「花」は「植物の花そのもの」を指すことが多いです。一方、「華」には「（花のように）盛んではなやか」という意味が含まれているため、抽象的に「はなやか、あでやか、彩り、栄え」などを表現するという違いがあります。「花がある」とすると「（植物の）花が存在する」という意味合いが強くなりますが、「華がある」は「華やかさ、華々しさ」を表しています。

「華」のイメージ:「華」を使った言葉として、「華麗」や「栄華」、「英華発外」などが挙げられます。それぞれ「華麗」は「華やかで美しいこと」、「栄華」は「高い地位や財力を手に入れて栄えること」、「英華発外」は「かくしていた内面の美しさがあらわれること」という意味です。よって、「華」は「はなやか、美しい、きらびやか、豪華、魅力的」というイメージ。名前の「華」には「華やかで恵まれた人生を送ることが出来るように」や「人をひきつけるような、魅力的な人になってほしい」、「外見だけでなく、内面も美しい人になってほしい」といった想いが込められています。

（2022年9月15日更新）