同様の学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 01:26 UTC 版)
近世の子どもたちは、最初に各国語の読み書きを学んでから、ラテン語学校に送られた。ただし、両親に金銭的な余裕があり、受け入れられる機会がある場合には、母語での読み書きを学ぶ前からラテン語学校に送られることもあった。通常、ラテン語学校の生徒は男子だけであり、女子は家庭か、女子修道院で教育を受けるようになっていた。すべての女性に信仰の下に収めると決定したトレント公会議以降、聖ウルスラ修道会や、(聖アウグスチノ修道会系の)アンジェリカ修道会(Angelicals) などの女子修道会は、教団の手で自前の学校を運営するようになった。学問の学修の場としては大学が最終段階となっていたが、大学の中ではラテン語が講義や学術的議論に用いられる言語であった。しかし、キリスト教に改宗した者も含め、ユダヤ人は、大学で教鞭を執ることが認められていなかったので、彼らは、教義やヘブライ語、ラテン語を教える、自分たち独自の学校を建てていた。
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