同人誌の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:23 UTC 版)
「ドラえもん最終話同人誌問題」の記事における「同人誌の内容」の解説
1998年頃に、ドラえもんファンの1人が創作しインターネット上で広まっていた、「電池切れで動かなくなったドラえもんを、ロボット工学者となったのび太が甦らせる」という内容の「最終話」をもとに、男性漫画家が「田嶋・T・安恵」のペンネームで2005年秋に漫画を執筆し、20頁の冊子にした。同人誌即売会会場で頒価300円、秋葉原等に展開し同人誌等を取り扱うメロンブックスにて420円(5%税込 卸値280円)、同店インターネットショップを通して販売を行った。 藤子・F・不二雄そっくりの絵柄や最終話らしい展開、感動的な結末がインターネットなどを通じて評判となり、同人誌としては異例の15,500部が出荷され、約13,000部を売り上げた。販売終了後も、ネットオークションで5,000円近い価格で売買され、時には数万円の値が付くこともあった。さらにコピーされたものが、インターネット上で自由に見られる状態となった。 同人誌はA5オフセット版の全20ページで、表紙はオリジナルの小学館てんとう虫コミックスを意識して作られている(オリジナル版において、タイトル上部の「てんとう虫コミックス」と表記される箇所に「ガ・フェーク同人誌」、巻数の箇所に「最終話」という表記がなされている。また、裏表紙には収録タイトル(目次)が記載される箇所に、ドラえもんへの想いをつづったあとがきが書かれている)。 第三者によってWeb上に無断で公開された際には、作者・サークル名の記載された表紙や裏表紙は省かれ、本編のみであったことが後に誤解を呼ぶ事となった。
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