合金成分とは? わかりやすく解説

合金成分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/16 06:18 UTC 版)

マグネシウム合金」の記事における「合金成分」の解説

マグネシウム合金添加元素として最も基本的なものはアルミニウム亜鉛である。この2種を含むマグネシウム合金は、ASTM定めAZ(Aはアルミ、Zは亜鉛を表す)から始まる呼称呼ばれる通常のマグネシウム合金燃焼しやすいが、カルシウムを数%添加して燃焼開始温度200300上昇させた難燃性マグネシウム合金開発されている。さらに2012年4月熊本大学先進マグネシウム国際研究センターが、Mg沸点超える発火温度1105および機械的強さ460MPaを持つ不燃性強度マグネシウム合金「KUMADAI不燃マグネシウム合金(Mg-10%Al-5%Ca 合金)」を開発している。アルミニウムを3%、亜鉛1%添加したAZ31合金比較塑性加工しやすいため、主に圧延押出加工製品製造されている。一方アルミニウムを9%、亜鉛1%添加したAZ91合金は、鋳造・ダイカスト・チクソモールディングなどの溶融加工法用いられている。また、耐熱性機械的性質の向上のため、少量希土類元素添加した合金開発されている。 結晶構造変形しやすい体心立方晶にする目的と、さらなる軽量化狙い原子量小さLi用いたMg-Li基合金開発されている。現在 ASTM規格化されているものは LA141 (Mg-14%Li-1%Al 合金)だけであるが、ラボレベルではLi37%含有する合金開発されている。この合金密度は0.96 Mg/m3であり、よりも軽い。

※この「合金成分」の解説は、「マグネシウム合金」の解説の一部です。
「合金成分」を含む「マグネシウム合金」の記事については、「マグネシウム合金」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「合金成分」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「合金成分」の関連用語

合金成分のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



合金成分のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマグネシウム合金 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS