合法的就業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 06:58 UTC 版)
「フランク・アバグネイル」の記事における「合法的就業」の解説
1974年、バージニア州ピーターズバーグの連邦拘置所で12年間の刑期に服すこととなったが、週に一度無給で詐欺罪の調査を助けるために連邦当局で働くことを条件に、5年弱での出所を認められた。彼はニューヨークの家族のもとに戻ることを拒否したため、裁判所は別の選択肢としてテキサス州での仮出所を認めた。 その後彼はコック、スーパー店員、映画映写技師など様々な職を転々としたが、犯罪歴を隠していたためそれが発覚すると解雇され続けていた。これらの仕事に満足できず、銀行に自分を売り込んだ。過去に行なった小切手詐欺など銀行を騙す様々な手口を銀行職員に紹介した。そしてもし彼の話が役に立たないのであれば金銭は受け取らない、逆に役立つと思ったら彼に500ドルを支払いさらに他の銀行に彼を紹介することを条件とした。そしてこれがセキュリティ・コンサルタントとしての合法的な職業の人生の第一歩となった。 その後、オクラホマ州タルサを拠点に、企業向けの詐欺対策をアドバイスするアバグネイル・アンド・アソシエイツを創立した。また連邦捜査局と35年以上提携し、全米の連邦捜査局アカデミーや現場事務所でコンサルタントや講師をしている。彼のウェブサイトによると14,000以上の機関が詐欺予防プログラムを受けている。 2012年11月、アメリカ合衆国上院で、メディケア・カードなど個々を識別する社会保障番号を使用する場が多いことなど、高齢者が詐欺に遭い易いと証言した。 現在彼は合法的な仕事に就いて1年後に結婚した妻と共にサウスカロライナ州チャールストンに住んでいる。息子が3人おり、うち1人は現在連邦捜査局に勤めている。アバグネイルと連邦捜査局捜査官のジョー・シアはシアが亡くなるまで親友となり、ジョー・シアはカール・ハンラティとして2人は映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の基となった。
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