各方面からの反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 05:54 UTC 版)
「この世界の片隅に (映画)」の記事における「各方面からの反応」の解説
本作品は、以下のように様々な分野の研究者などによる考察ないし議論の対象となっている。 人間行動学者である細馬宏通は、姉妹、虫たちの営み、食事の支度など様々な観点から本作品を考察し、「アニメーション版『この世界の片隅に』を捉え直す」と題して全18回にわたってウェブサイトに記事を掲載した。 社会学者である宮台真司は、社会学的見地から「映画『この世界の片隅に』は我々の大規模定住社会が立ちゆかなくなる理由を示す」と論じた。 デザイン評論家である藤崎圭一郎は、すずが絵を描くことに焦点を当て、「映画『この世界の片隅に』を観ながら、絵を描くことの意味を考えてみる」と題した記事を公表した。 民俗学者である畑中章宏は、民俗学の文脈で本作品を考察し、「『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た」と題した記事を公表した。 アニメーション評論家である藤津亮太は、映画は原作のストーリーを忠実に再現しつつも、突然の結婚によって少女でいられなくなったすずが、最終的に自分自身を見つけ直すに至るまでの物語として再構成されており、そうした構成を浮かび上がらせることを意図した台詞の変更やエピソードの追加が行われていると分析した。
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