各文化におけるガルダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:12 UTC 版)
仏教・イスラム教伝来以前よりヒンドゥー教圏であった東南アジア諸国においては、他のヒンドゥー教の神格と併せて文化・文学におけるモチーフとなることが多い。 イスラム教国であるインドネシアおよび仏教国であるタイ王国においては国威の象徴とされ国章とされている。インドネシアで演じられる現代のワヤン・クリでは、ガルラはビルムカ(怪物の顔をもつもの)と呼ばれ、クレスノ王の息子ボマの乗り物として登場するが、その位置付けはイスラム教の影響によるマハーバーラタの再解釈によって、オリジナルよりも精神面を重視した地味なものとなっている。なお、インドネシアの国営航空会社はガルーダ・インドネシア航空であり、2013年には『ガルーダの戦士ビマ』という特撮ヒーロー番組が制作された。 スリランカにおいては、人々に災いをもたらすラークシャサ(羅刹)、グルル(Gurr)という魔物とされたが、これは宗教上の対立が理由。ミャンマーではガロンと呼ばれ、民間信仰の守護動物とされている。 仏教圏では金翅鳥(こんじちょう)とも呼ばれている。東アジアにおけるガルダについては迦楼羅(かるら)を参照。
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