各大会のデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 17:38 UTC 版)
「オリンピックメダル」の記事における「各大会のデザイン」の解説
1896年アテネオリンピック - 優勝メダルは銀製で主神ゼウスが勝利の女神ニーケーを持っているデザイン。 1900年パリオリンピック - 優勝メダルが金製になり、2位に銀製、3位に銅製のメダルを授与するようになる。形状は長方形で表面中央に勝利の女神ニーケーを配したデザイン。 1904年セントルイスオリンピック - 表面に月桂冠を手に持つアスリートのデザインを採用。 1908年ロンドンオリンピック - 表面に2人の女性が男性に月桂冠を授与しているデザインを採用。 1920年アントワープオリンピック - 裏面にローマの戦士シルヴィウス・ブラボーを描いたデザインを採用。 1924年パリオリンピック - 表面にライバルに手を差し伸べるスポーツマンシップを表すデザインを採用。 1928年アムステルダムオリンピック - 表面が勝利の女神ニーケーが月桂冠とシュロの小枝を持っているデザインとなる(1968年メキシコシティーオリンピックまで同じデザインを使用)。 1956年メルボルンオリンピック - 馬術競技のみストックホルムでの開催となったため、メルボルン用のデザインとストックホルム用のデザインの2種類が存在。 1960年ローマオリンピック - 1928年からのデザインはそのままにメダルは月桂冠をデザインした銅製のリング内に収めた形状になっている。 1972年ミュンヘンオリンピック - 裏面のデザインを変更し、ギリシャ神話のカストルとポルックスが並ぶデザインを採用(以後1988年ソウルオリンピックまで裏面のみ変更)。 1992年バルセロナオリンピック - 表面のニーケー像がスペインの彫刻家ザビエル・コルベロによる現代風のデザインに変更される。 2004年アテネオリンピック - 表面のデザインを変更し、スタジアムに降り立った勝利の女神ニーケーが勝者を祝福するデザインとなる。 2012年ロンドンオリンピック - メダルの重量が400gで五輪史上最も重く大きいメダルを採用。 東京2020オリンピックおよびパラリンピックのメダルにはリサイクル金属が使用され、リサイクル率100%のメダルはオリンピック・パラリンピック史上初の試みとなった。パラリンピックのメダルのデザインは松本早紀子の作品。扇をモチーフとし、岩、花、木、葉、水が触覚的にも異なる質感で描かれる。
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