各地のレシピ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 16:56 UTC 版)
知られている最古のレシピは紀元前約1600年の南バビロニアでのアッカド語の粘土板である。 古代エジプトの象形文字で料理の調理が描かれている。 古代ギリシャのレシピが多く知られている。ミタイコスの料理本が最古であるが、大部分が失われた。アテナイオスは『食卓の賢人たち』 (Deipnosophistae) で短いレシピを1つ引用した。アテナイオスは他の多くの料理本にも言及したが、それらは全て失われた。 ローマのレシピは紀元前2世紀にカトー・ケンソリウスの『農業論』で始まったと知られている。この時代に、地中海東の料理の多くがギリシャ語とラテン語で記述された。 古代カルタゴのレシピの幾つかが、ギリシャ語とラテン語に翻訳され知られている。 より後の西暦4世紀または5世紀に、『アピキウス』と呼ばれる膨大なレシピ集が現れ、完全に現存する最古の料理本である。『アピキウス』は、通常参照されるコースを、前菜(Gustatio )、メインコース(Primae Mensae )、デザート(Secundae Mensae )と参照されるコースを記録している。ローマ人は西洋料理にハーブと香辛料を導入した。レンフリューは、タイム、ゲッケイジュ、バジリコ、フェンネル、ルー、ミント、パセリ、イノンドが、ギリシャで一般的であったと記述している。 アラビア語のレシピは10世紀から記述されはじめている。アル=ワッラ (Ibn Sayyar al-Warraq) およびアル=バグダディ (Muhammad bin Hasan al-Baghdadi) 参照。
※この「各地のレシピ」の解説は、「レシピ」の解説の一部です。
「各地のレシピ」を含む「レシピ」の記事については、「レシピ」の概要を参照ください。
- 各地のレシピのページへのリンク