史跡指定と保存活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 22:42 UTC 版)
1921年(大正10年)3月3日、江戸時代の交通政策を考慮していくうえでも重要な遺跡であるとして、「新居関跡」(あらいのせきあと)の名称で国の史跡に指定。1955年(昭和30年)8月22日には特別史跡の指定を受けた。 1971年(昭和46年)には丸一年かけて建物が解体修理され、柱や屋根を修理するとともに、小学校舎や旧新居町役場として使用された時代に変更された間取りを江戸時代の姿に戻すための工事も行われた。以後、新居関所の当時をしのぶ遺構として保存されている。 1998年(平成10年)12月、関所建物の西側にあった「船会所」「女改め長屋」「大門」のあった箇所、および東側「船着場」の一帯が一括して追加指定を受けており、史跡のトータルな保存と活用がめざされている。 2002年(平成14年)、古絵図・発掘調査に基づき渡船場の一部を復元・護岸整備が行われた。 2014年(平成26年)10月6日、発掘調査によって大御門や土塁の遺構が出土した桝形広場が、特別史跡に追加指定された。
※この「史跡指定と保存活動」の解説は、「新居関所」の解説の一部です。
「史跡指定と保存活動」を含む「新居関所」の記事については、「新居関所」の概要を参照ください。
- 史跡指定と保存活動のページへのリンク