台湾軍研究部
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「これだけ読めば戦は勝てる」の記事における「台湾軍研究部」の解説
1940年12月25日、大本営は、上陸作戦と熱地作戦を特色とする南方作戦の準備のため、現地での研究機関として台湾軍司令部内に研究部を設置し、翌1941年1月18日に、同研究部に対して、南方作戦に必要な、諸兵種の戦闘方法、南方諸国の軍事事情・兵要地理ならびに兵器・経理・給養・衛生防疫に関する事項の研究・調査・試験を行い、同年3月末までに報告するよう指示した。 台湾軍研究部は、大本営および関係する軍団・官庁、学校、南方関係の民間商社などと密接に連絡しながら、調査・研究業務に専念した。特に台湾総督府とその管下で10数年前から南方調査を続けてきた南方協会、台北大学(医学部・気象部)、石原鉱業等の協力が貢献大だった。また南方遍歴直後の大谷光瑞師から事情を聞いたり、南方海洋での航海歴の長い諸船長から海洋気象や予想上陸点付近の状況を確認したりもした。 軍情調査については成果が上がらなかった。
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