台湾総統選とは? わかりやすく解説

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台湾総統選(たいわんそうせんきょ)

2000年3月行われた台湾総統選挙

総統」は他国で言う「大統領」にあたる。今回第2回選挙となった台湾総統権限として、(1)立法院(議会)の解散権、(2)行政院(内閣)長の任免などがある。

今回選挙注目されたのは、中国との関係だった。中国陳氏を「独立派」として終始反対の立場取ってきた。これは、陳氏支持母体民進党」が「台湾独立」を党是にしているためで、陳氏当選すれば中台統一がより難しくなる予想されたためである。

中国側としては、台湾との関係改善にあたり香港・マカオ例のように「1国2制度」を採用したい考えている。これは国家主権中国属するが、台湾軍隊保有資本主義経済体制に対して中国干渉しない、など台湾広範な自主裁量権認める形で中台統一するというものである

しかし台湾としては、「台湾統治権台湾にある」という姿勢取り台湾中国併合される形での統一避けたい考えである。1999年7月には、李登輝総統が「特殊な国と国との関係」と、初め台湾を「国」として発言中国側はこれに激しく反発した

また先日中国は「台湾白書」を発表台湾統一交渉無期限拒絶した場合には武力行使ありうる、との見解示し台湾との統一交渉進め考え強調した

早期統一を望む中国対し台湾側では独立統一望まない、とする「現状維持派」が半数以上とされる陳氏も「中国武力行使行わないならば独立宣言はしない」と発言、「理性的な総統」という立場アピールしている。

(2000.03.20更新




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