古体派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 01:40 UTC 版)
詳細は「高芙蓉」を参照 江戸を中心に隆盛した今体派の篆刻は装飾過多で卑俗に陥っていた。また舶載される書籍により、中国篆刻の情報が得やすくなり、明代の徐官『古今印史』や吾丘衍『学古編』などが刊行される。こうした中で高芙蓉によって「古体派」が起こる。装飾趣味の弊害を打破し、尚古主義を唱え、秦漢の正しい篆法に則った篆刻に立ち戻ろうとした。芙蓉門には、木村蒹葭堂・池大雅のような大家や葛子琴・曽之唯・浜村蔵六・前川虚舟・源惟良などの優れた門弟が育ち、江戸時代後期以降、大いに隆盛し全国各地に広まった。
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