上下の前歯の先端が、ちょうどぶつかってしまっている状態をいいます。正常な咬み合わせでは、上の前歯は下の前歯に2~3mm程度かぶさり(垂直的距離のことでオーバーバイトと言います)、横から見たときも上の前歯は下の前歯よりも2~3mm程度前にあります(水平的距離のことでオーバージェットと言います)。切端咬合とはオーバーバイト、オーバージェットがともに0mmの状態です。上下のかみ合わせが逆になる反対咬合の一種として発現することがあります。
原因としては、舌の動きや口呼吸・顎の骨の成長の異常のために起こりやすいと考えられています。
切端咬合を放置すると、歯に負担がかかり歯の一番先(切縁と言います)が欠けたり磨耗したりします。
うけ‐ぐち【受(け)口】
切端咬合
別名:受け口
反対咬合
別名:受け口
下顎前突症
(受(け)口 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 06:25 UTC 版)
下顎前突症(かがくぜんとつしょう、英:mandibular prognathism、Prognathism) とは、歯科における不正咬合の一形態。噛み合わせたときに下あごにある歯全体が上あごにある歯全体より前方に突出していることをいう。受け口、しゃくれ、反対咬合ともいう。見た目上の特徴としては、下唇が上唇よりも明らかに前にある。
- ^ a b c 『プロフィトの現代歯科矯正学(CONTEMPORARY ORTHODONTICS)』 著者 プロフィト.ウイリアムR (William R.Proffit) クインテッセンス出版 ISBN 4-87417-306-3 C3047
- ^ Chudley (1998) Genetic landmarks through philately – The Habsburg jaw. Clinical Genetics 54: 283-284.
- ^ 亀山孝將 おしゃぶり誘発顎顔面変形症(PFDS)(1)、(2)、(3)、(4)、 月刊保団連;2006.11 No918、2006.12 No920、2007.3 No927、2007.4 No932、ISSN 0288-5093
- ^ 柳澤宗光他「機能的矯正装置による反対咬合者の治療に関する研究」『日本矯正歯科学会雑誌』第44巻第4号、日本矯正歯科学会、1985年、734頁、ISSN 1349-0303。
- ^ 柳澤宗光「小児の反対咬合治療の開始時期について」『デンタルダイヤモンド』第19巻第13号、デンタルダイヤモンド社、1994年、186-189頁、ISSN 0386-2305。
- 1 下顎前突症とは
- 2 下顎前突症の概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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