友楽座・友楽スカラ座
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友楽座は廃業した旅館の跡地に建てられた木造モルタル2階建ての劇場である。主として舞台上演を中心とした興行を行なっていたが、1950年代後半から映画上映が取って代わり、末期には成人映画の上映館になった。友楽スカラ座の開館に合わせ閉館し跡地は三栄相互銀行(後の奈良銀行)に売却する予定だったが、1969年12月14日未明に電気器具の加熱が原因と見られる火災が発生。全焼し、そのまま閉館した。跡地は予定通り三栄相互銀行に売却され、後に奈良銀行本店となった。現在は大和ハウス工業によるマンション建設予定地となっている。 友楽スカラ座は後述する友楽会館の西側に隣接する友楽観光ビル3階に存在した洋画ロードショウ劇場。1970年、万博による観光客誘致に奈良市内の観光業が湧く中、観光客向けレジャー施設として同ビルが建てられた。そのため、名店街やビアガーデンなども入居している。施工は奥村組、映写設備は日本ジーベックスによる。再開発のため1990年に閉館。跡地はEASTに隣接するゲームセンターとなった。 1946年10月24日 - 友楽座開館。こけら落としは『わが青春に悔なし』。当初は舞台上演が主であった。 1947年3月24日 - 第1回「ミス奈良」選考会が行われる。 1950年代後半 - 映画上映中心の編成になる。 1960年代 - ポルノ映画の上映が中心になる。 1969年12月14日 - 火災により全焼し閉館する。 1970年3月8日 - 友楽スカラ座が開館する。こけら落としは『ウエスタン』。 1990年10月31日 - 友楽観光ビル再開発のため、友楽スカラ座が閉館。
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