参宮二見線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 16:45 UTC 版)
三重県宇治山田市(現・伊勢市)周辺の電気軌道路線は「参宮二見線」と称し、伊勢電気鉄道より引き継いで経営していた。同線は、山田駅(現・伊勢市駅)と伊勢神宮(外宮・内宮)および二見を結ぶ路線で、1903年(明治36年)に最初の区間が開業、1914年(大正3年)に全線が開業した。 参宮二見線は1922年から1937年まで三重合同電気(合同電気)の手で経営された後、1939年(昭和14年)8月1日付で東邦電力から参宮急行電鉄(現・近畿日本鉄道)系列の参急山田自動車株式会社に譲渡された。同社はこれを機に神都交通株式会社(資本金400万円)に改称し、さらに戦時下の事業統合に伴って1944年(昭和19年)三重県下の鉄道・バス事業者を合併して三重交通株式会社へと発展している。合同電気の経営した軌道路線は三重交通の「神都線」として運行が続けられたが、戦後1961年(昭和36年)に廃止され現存しない。
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