原子力潜水艦への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/20 17:55 UTC 版)
「ギアード・タービン方式」の記事における「原子力潜水艦への応用」の解説
静粛性を必要とする原子力潜水艦ではフランス海軍のすべての原子力潜水艦やアメリカ海軍の初期の原潜であるタリビーやグレナード・P・リプスコムや中国海軍の漢型やロシア海軍のアルファ型のように原子力ターボ・エレクトリック方式が採用される事例はあるものの、上述の得失を判断してギアード・タービン方式が主流である。
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原子力潜水艦への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 02:57 UTC 版)
「ターボ・エレクトリック方式」の記事における「原子力潜水艦への応用」の解説
蒸気発生源が原子炉の場合、別名を原子力ターボ・エレクトリック方式といい原子炉から得た蒸気によりタービンを回し、発電機により発電し、その電力で電動機を回してプロペラを駆動する。ターボ・エレクトリック方式では、電流等の制御により自由に回転数を可変させることが出来るうえ、減速機のような歯車がないため騒音を著しく軽減できる利点があるため、静寂性に劣る原子力潜水艦(原潜)への応用が試みられてきた。 原潜におけるターボ・エレクトリック採用は、やはりアメリカ海軍の初期の原潜であるタリビーが最初である。当時からすでに問題になっていた推進機関からの放射雑音を抑えるべく、主な騒音源である減速ギアを廃止する事を目的にしていた。しかしながら、主機をラフトに載せて音響的に隔離するなど、騒音抑制の技術が進んだ事もあり、グレナード・P・リプスコムで再度試用されはしたものの、以後のアメリカ海軍での採用例は無い。 ターボ・エレクトリック方式を採用している現用原潜は非常に少なく、フランス海軍だけがすべての原潜に採用している。また、中国海軍の漢型でも採用されている。ロシア海軍では、すでに老朽化し解体されたアルファ型のみがターボ・エレクトリック方式を採用していた。アメリカ・イギリス海軍の現用原潜は、全てタービン直接駆動の減速機方式である。
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