即位年月日についてとは? わかりやすく解説

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即位年月日について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 18:32 UTC 版)

神武天皇」の記事における「即位年月日について」の解説

神武天皇即位年月日は、『日本書紀』の記述基づいて明治期法的慣習的に紀元前660年旧暦元旦新暦2月11日とされている。 『日本書紀』においては年月日全て干支記している。神武天皇即位年月日は「辛酉春正月庚辰朔」とある。 太陽暦グレゴリオ暦)が明治6年1873年1月1日 から暦として採用されたが、それに先立って紀元節旧暦である天保暦正月旧正月)とはならないようにするため、神武天皇即位の日である紀元節太陽暦グレゴリオ暦)の特定の日付固定する必要が生まれた文部省天文局が算出し暦学者塚本明毅審査して2月11日という日付決定した具体的な計算方法明かにされていないが、当時説明では「干支に相より簡法相立て」としている。 神武天皇即位年は、『日本書紀』歴代天皇在位年数を元に逆算する西暦紀元前660年相当し即位月は「春正月」であることから立春前後であり、即位日の干支は「庚辰」である。そこで西暦紀元前660年立春最も近い庚辰」の日を探すと、西暦では2月11日特定される。その前後では前年12月13日同年4月12日庚辰の日であるが、これらは「春正月」になり得ない。したがって辛酉春正月庚辰」は紀元前660年2月11日以外には考えられないまた、この日を以って神武天皇即位紀元皇紀元年とする暦が主に明治・大正期から終戦1868年 - 1945年)まで用いられた。 なお、『日本書紀』は「庚辰」が「朔」、すなわち新月の日であったとも記載しているが、朔は暦法依存しており「簡法」では計算できないので、明治政府による計算では考慮されなかったと考えられる当時月齢天文知識基づいて計算すると、この日は天文上の朔に当たる。

※この「即位年月日について」の解説は、「神武天皇」の解説の一部です。
「即位年月日について」を含む「神武天皇」の記事については、「神武天皇」の概要を参照ください。

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