占領軍上陸直後の事件件数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:11 UTC 版)
「占領期日本における強姦」の記事における「占領軍上陸直後の事件件数」の解説
マイケル・S・モラスキー(日本文学、日本語学研究者)によると、日本の警察の報告を読むかぎり、強姦やその他の重大犯罪は海軍を中心に広まっており、横須賀基地と横浜周辺における占領後最初の数週間の犯罪件数が突出しているが、日本本土全体では一般的ではなかった。 上述のように、駐留米軍兵士による拉致、強姦、殺人は日本全体には波及していないものの、警察記録と報道記録が示している通り、凶悪犯罪を犯す兵士の多くが、1945年に日本に上陸し、最初の数週間の間に記録的件数の犯罪行為をおこなっており、占領最初の10日間だけで1336件の強姦事件が報告され、その後も9月一か月間の横浜市内での強姦事件は119件にのぼっている。ダワーによれば、被害者が数人以内の場合には警察に報告すらされなかった。
※この「占領軍上陸直後の事件件数」の解説は、「占領期日本における強姦」の解説の一部です。
「占領軍上陸直後の事件件数」を含む「占領期日本における強姦」の記事については、「占領期日本における強姦」の概要を参照ください。
- 占領軍上陸直後の事件件数のページへのリンク