占領行政問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 14:05 UTC 版)
「第10軍 (アメリカ軍)」の記事における「占領行政問題」の解説
アメリカ軍が沖縄本島に上陸した後の問題の一つに、「多数の住民の面倒を見る」があった。沖縄戦までの間に、アメリカ軍は数々の日本軍拠点を占領あるいは奪回していったが、そのほとんどが沖縄本島に比して住民が多くない場所で、最低でも30万以上ないし50万と見積もられていた住民の面倒を見るということは、アメリカ軍にとっても太平洋地域においては初めてのことだった。占領行政は不可欠であり、第10軍では戦闘部隊指揮官に行政官の職務を兼ねさせ、進攻度合いと連携して行政区域を整備する方針が立てられた。完全占領の暁には、ニミッツ元帥が沖縄における占領行政のトップとなり、バックナー中将がニミッツ元帥に代わって実際の占領行政を取り仕切ることになっていた。
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