南町_(会津若松市)とは? わかりやすく解説

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南町 (会津若松市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 13:54 UTC 版)

日本 > 福島県 > 会津若松市 > 南町
南町
—  町丁  —
南町西部
南町
座標: 北緯37度29分3.9秒 東経139度55分37.1秒 / 北緯37.484417度 東経139.926972度 / 37.484417; 139.926972
日本
都道府県 福島県
市町村 会津若松市
地域 若松地域
人口 (2017年(平成29年)8月1日現在)[1]
 - 計 271人
等時帯 JST (UTC+9)
郵便番号 965-0808
市外局番 0242[2]
ナンバープレート 会津

南町(みなみまち)は、福島県会津若松市にある郵便番号は965-0808。

概要

会津若松市市街地の中部に位置しており、国道118号の東側を町域とする。

地理

会津盆地南東部に位置する会津地方の中心都市、会津若松市の北西部に位置する。周囲の地域とともに阿賀川の支流、湯川などやその支流により形成された扇状地上に発達した会津若松市の中心市街地を形作る。東は城東町、天神町、西は米代南花畑、南は、表町、錦町、北は城南町に接する。

歴史

中世

戦国期から既に南町の町名は存在しており、当時の黒川城下の町名のひとつであった。1528年に火災があった記録が残っている[3]

近世

江戸時代、現在の南町付近には、南町などがあった。南町は若松城下城郭外南部に位置しており、蒲生氏の時代に置かれたとされ、外郭の南に位置していた。中町、花畑通、晒屋町、十五軒町、河原新丁、中横町、常慶寺町、十軒丁、西横町、竪町、年貢町、若葉丁、湯川端通、二十軒丁の町、通りからなり、足軽同心の居住地となっていたほか、日光街道が町の中央を通っていたとされる[3]

明治元年9月22日1868年11月6日)、戊辰戦争の戦いの結果、若松城は開城し、現在の南町付近も大きな被害を受け、残らず焼失したとの記録もある[3]

近代

明治時代に入ると、民生取締所、民生局による統治を経て、1870年若松県が置かれたほか、江戸時代からの若松城下の町は再編され、従来の南町は'南町分に編入されたのち、1877年に若松栄町、南町分、石上分、千石町分、材木町分の各一部により若松南町が誕生する[3]

その後、1877年に旧来の福島県磐前県、若松県が合併されて福島県となったことから若松県は廃止されたほか、1889年町村制の施行によりそれぞれ若松町内の町名となる。1889年、合わせて若松南町は南町の町名となり、1899年には若松町の市制施行により若松市の町名となる[3]

現代

1955年、当時の若松市と高野村一箕村神指村門田村東山村大戸村湊村が合併、会津若松市となったことから、以後南町は同市の町名となる。その後、1955年に一部が'南町竪町南町若葉町南町象眼町となったのち、1960年代に会津若松市の住居表示が実施され、現在の南町周辺も対象となる。そして、1965年、従来のままの南町の町名の地区のほか、従来の南町の一部を含む城南町城東町南花畑米代(米代一丁目、米代二丁目)、湯川町城西町錦町表町が誕生する[3]

町名の変遷

実施後 実施年月日 実施前
南町 1965年昭和40年)2月1日 南町(一部)
  • 住居表示の実施による変遷を記す。

世帯数と人口

2017年(平成29年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
南町 125世帯 271人

交通

バス

町域内を通る会津若松市道などで会津乗合自動車によるバスが運行されている[4]

路線バス等の系統

  • 市内1コース
  • 市内2コース

道路

施設

脚注

  1. ^ a b 会津若松市の住基人口(平成29年8月1日現在)” (日本語). 会津若松市 (2017年8月3日). 2017年8月9日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 角川日本地名大辞典 7 福島県 p775, 1983
  4. ^ 会津バス - 路線図

関連項目


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