南海ヒーリングビレッジ
日本に在住する韓国籍の人々(在日韓国人)の祖国への受け入れを主な目的として慶尚南道南海郡に建設される、居住施設および付帯施設等の名称。2013年現在、建設計画が進められている。
在日本大韓民国民団(民団)が発行する「民団新聞」の2012年8月29日付け記事によれば、在日韓国人に定住地を提供する構想は2000年代半ばに提起されている。同記事は、2006年に一度居住希望者の募集が行われたこと、しかし当時は募集者が少なかったため構想が立ち消えとなっていたこと、および、2011年以降に居住希望者が増加したことを受けて計画再開に至ったこと、などを伝えている。
南海ヒーリングビレッジは当初「日本村」あるいは「日本集落」といった呼び名が用いられていた。2013年に事業が再開されるに当たり「南海ヒーリングビレッジ」の名称に改められている。
南海ヒーリングビレッジの建設予定地に選ばれた慶尚南道南海郡には、日本村構想と同じく在外韓国人の受け入れを主な目的とする施設・地域が既にいくつかある。在独韓国人の受け入れを目的とした「南海ドイツ村」は2006年に完成しており、在米韓国人の受け入れを目的とした「南海アメリカ村」は2010年に完成している。
韓国の通信社である聯合ニュースは、2013年11月19日付け記事の中で、南海ヒーリングビレッジの開発事業が本格的に推進されるに至ったことを報じている。南海ヒーリングビレッジは住居の他に公園や観光施設、保養施設などが併置された複合施設として計画されており、また、すでに20世帯が既に入居のための契約を締結したという。
関連サイト:
복합 관광타운 '남해 힐링빌리지' 건립 청신호 | 연합뉴스(複合観光タウン「南海ヒーリングビレッジ」建立青信号) - 聯合ニュース 2013-11-19
南海ヒーリングビレッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 00:24 UTC 版)
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南海ヒーリングビレッジ(なむへ(なめ)こくさいひーりんぐびれっじ)は慶尚南道が造成中の国際リゾート地「南海ヒーリングアイランド」の一部。2017年に第一弾工事が終了、2022年に第二弾工事が終了予定[1]。
目的
慶尚南道の50年計画に基づき、現代人へのヒーリング(癒やし)の提供や歴史文化資源の観光資源化により様々な観光目的に応えるため建設される。
概要
- 場所:慶尚南道南海郡昌善面ジンドンリ654番地
- 事業期間:2013年~2017年
- 広さ:172,130㎡
- 施設:ヒーリングセンター、エコ住宅、多目的コミュニティセンター、展示施設、駐車場、公園、遊歩道、展望台、上下水道など
- 事業費:120億ウォン
- 在日韓国人30世帯が民間資本により誘致され、近くのドイツ村やアメリカ村と連携して国別のテーマストリートとして脚光を浴びるものと見られている[2]
アイランド全体の計画
ホン・ジュンピョ慶尚南道知事が2015年1月27日に南海郡を訪れ語ったところによると、南海ヒーリングアイランド全体の事業費は6495億ウォン。ヒーリングセンター・エコ住宅中心の「ヒーリングビレッジ」の他、マリーナコンドミニアム中心の「サントリーニ型観光リゾート開発」、ダイエット施設·スパヴィラ中心の「ダイエット宝島」、ゴルフ場・レクリエーションコンドミニアム中心の「ヒーリング複合リゾート」が造成される。[3]
参照
- ^ “경남도, 지역균형발전 본격 추진으로 ‘서부경남 시대’ 연다”. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “남해 ‘힐링아일랜드’ 조성사업 가시화”. 慶南日報. (2014年2月18日) 2015年7月23日閲覧。
- ^ “홍준표 “남해 힐링 아일랜드 조성, 국제적 관광휴양지 만들 것””. TourKOREA. (2015年1月27日) 2015年7月23日閲覧。
外部リンク
- 南海ヒーリングビレッジ造成事業(朝鮮語)
- 南海ヒーリングビレッジのページへのリンク